2022-12-20
道路に面していない土地は、建て替えや増築ができないため、買い手がつきにくく売却価格も下がります。
このような場合に、相場に近い価格での売却を実現するには、どうすれば良いのでしょうか?
この記事では、道路に面していない土地の売却価格や売却方法を解説します。
\お気軽にご相談ください!/
道路に面していない土地とは、接道義務の要件を満たしていない土地で、無道路地とも呼ばれます。
接道義務の要件は、幅員が4m以上の「建築基準法上の道路」に、所有地が2m以上接していることです。
上記の要件にあてはまらない土地は、道路に面していない土地とみなされ、その土地の種類は3つあります。
1つ目は、道路の幅員が4m未満であるため、建築基準法上の道路にあてはまらない場合です。
2つ目は、所有地が道路に2m以上接していない場合です。
3つ目は、他の土地に囲まれているため道路に接していない土地で、これは袋地ともいいます。
弊社が選ばれている理由はスタッフにあります|スタッフ一覧
\お気軽にご相談ください!/
道路に面していない土地は、原則として建て替えや増築ができません。
そのため、一般的な土地に比べて価値が下がるため、売却価格は、更地の場合は相場の約3割、建物がある場合は相場の約5割になります。
建て替えや増築ができない理由は、工事車両が入れず作業が難しくなるためです。
しかし、土地の売却価格は道路に面している以外に、さまざまな査定基準により決まります。
たとえば、日当たりの良さや周辺環境、今後の都市計画などです。
もし、幅員が4m以上の新たな道路が作られる予定があれば、売却価格が下がらない可能性もあるでしょう。
弊社が選ばれている理由はスタッフにあります|スタッフ一覧
\お気軽にご相談ください!/
道路に面していない土地が相場に近い価格での売却を実現する方法には、再建築ができる状態にする、隣地所有者への土地の売却があります。
再建築ができる状態にするとは、接道義務の要件を満たすことです。
具体的には、所有地を後退させるセットバックにより接する道路の幅員を4m以上にする、隣地所有者から土地を買い取り道路に接する距離を2m以上にする、などがあります。
また、隣地所有者にとっては接する土地の購入で敷地が広がるため、活用方法が広がるメリットがあります。
そのため、相場に近い価格で売却できる可能性があるでしょう。
しかし、隣地所有者が買い取りや売却に応じるとは限らない点や、セットバックでは費用がかかる点に注意です。
弊社が選ばれている理由はスタッフにあります|スタッフ一覧